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【大奥】「大奥に帰りたい」と言い残した家茂(志田彩良)の無念。煌びやかな打掛を羽織る親子(岸井ゆきの)が切ない

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田幸和歌子

「宮様と約束したんだもの」「2人でかもじを付けて、京と江戸のとりかえばやをするの。会いたい、宮様に会いたい、大奥に帰りたい。親子様に会いたい」
そう言い残し、亡くなっていったのだった。

志摩は家茂が選んだという打掛を用意する。煌びやかな打掛を羽織る親子は涙ながらにこう溢す。

「前から言おう言おうと思ててんけど、徳川とかこの国とか、そんなんどうでもようない? そんなんは争うことが大好きな腐れ男どもにやらして、私らキレイなもん着て、お茶飲んでカステラ食べてたらそれでようない?」

二人で甘いものを食べ、たわいもない話をしていた日々が思い出される。本物の夫婦ではなくても、二人の間には恋愛も血縁をも超えた特別な関係ができていたのだ。母の愛を知らなかった親子にできた、初めての“家族”だったのだろう。

「上さんはほんまおせっかいいうか、いつもいつも人のことばっかりで。とうとう命まで差し出してしもて。」「そやから言うたやない、行くなって。おればよかったやないの、私のそばに。おればよかったやないの……」

SNS上では、「岸井ゆきのの親子様、圧巻だ」「和宮の最後のセリフ、切なさが本当に伝わってきてボロボロ泣いた」など、岸井ゆきのの演技力に多くの称賛の声が寄せられていた。

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