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能率手帳GOLDの記入法。「“綺麗に書かない”くらいの心構えで、書く内容も充実してきます」

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小日向 京

週間予定表の記述例

こちらは能率手帳GOLDのメイン記入ページとなる週間予定表です。

左ページに1週間のスケジュール欄、右ページに無地のメモページがあり、その日の延長線上のエリアや全体にわたって、その週にかかわるメモを記しておけます。

時刻は朝8時から夜12時までありますが、右ページにも点が付いており、翌朝7時まで増設可能。つまり、24時間分書けるということです。

筆者は赤青鉛筆を常時携帯しているので、黒線以外の色分けはおのずと赤青となり、その使い分けは厳密には決めていないものの、「これは絶対覚えておく」というものに赤を使うことは多いです。

時間への書き込みは、ピンポイントのものは縦書き、一定時間にわたるものは横書き、と変えることで視認性も高まると感じます。
この時間帯は必ず確保、というものは四角く囲ってしまうのも効果的です。

右側には、綺麗で美味しかったお弁当の中身を記録しました。

週間予定表の応用例

能率手帳GOLDは素晴らしい紙質で、たいていの筆記具でインクが裏抜けしないのも特長です。この利点を生かしてノートに使うのも、長らく筆者がこの手帳を好む理由です。

もしもさほど書き込んでいない過去の能率手帳GOLDが手元にありましたら、ぜひ箇条書きメモとして使ってみてください。

上の記述は「油性ボールペンについて」の記事を書く時に、自分の考えを列挙してみたものです。日付を見ると今から9年前に書いたもので、今なお見返したり、書き加えたりすることもしばしば。たった1年で使い終えるのはあまりに惜しい! という気持ちになる能率手帳GOLDなのでした。

毎日開いては閉じ、繰り返し記入することになる手帳は、「綺麗に書かない」くらいの心構えでいるほうが楽になれて、書く内容も充実してくるように感じます。

特別な手帳は、こちらも腹を割って付き合うつもりで向き合うと、人生も特別なものになるようです。

来年も素晴らしいものにいたしましょう。

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