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能率手帳GOLDの記入法。「“綺麗に書かない”くらいの心構えで、書く内容も充実してきます」

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小日向 京

子どものころ、お気に入りの消しゴムやをえんぴつを、かわいい筆箱に入れて持っていたマチュア世代のみなさんも多いことでしょう。文字と文房具に並々ならぬ関心と愛情をもつ、文具ライターの小日向 京さんに、前回は、手帳世界のレジェンド「能率手帳GOLD」の外観などについて語っていただきました。今回は、どう記入していくかに迫ります。

★前回「能率手帳の外観など」はこちら★

「能率手帳GOLD」を知っていますか?来年の手帳を革装にしてみる!

前回はNOLTY「能率手帳GOLD」のあらましや外観について書きました。
今回は、そこへ実際にどう記入して使うか、という点について書きたいと思います。

能率手帳GOLDだけでなく、レイアウトが同じ「能率手帳1」や、レイアウトの異なる他の手帳にも応用できるかもしれません。

まず、デジタルデバイスでスケジュール管理をする環境があるなか、なぜ手書きの手帳を使うのかというと、「電源が要らず、いつでも見たり書いたりできるから」と言えます。

しかし昨今はスマートフォンこそ、いつでも見たり書いたりできる、とも言えるわけで、この「見たり書いたり」の部分を突き詰めると、

★立体物であるリアル手帳は、栞でダイレクトに、また紙束の厚み(小口)でざっくりと目当てのページに行き着ける

★手書きは文字の大きさや色をその場で自在に変えられる、図もすぐ書ける

という点に特化しており、「そんな当たり前のことを……」と思いながらも、これは大きなアドバンテージです。

このレイアウトの自由度から、書き間違えて乱雑になった〝レイアウト〟も含め「なんとなくあそこに書いたな」という記憶が残り、頭の中がすっきりした感覚を抱ける──それがリアル手帳を使う人たちに支持される理由と考えます。

月間予定表の記述例

能率手帳GOLDの冒頭にある月間予定表は、前回記述した通り、

①横軸に並ぶ日付に対して、縦軸に行なうべき項目(タスク)を記し、予定や結果を記せばタスク管理にも役立つ

②「この日に〇〇をした、この日はしていない」という参照をしたい時に便利な表で、このスタイルは「ガントチャート」と呼ばれているものです。

上のように、「このひと月にわたり必ずやること」を縦軸に記し、「それをやったかどうか」を横軸の日付欄にチェックしていきます。

例えば「毎日血圧を測っている」という場合には、縦軸の1段目に最高血圧・2段目に最低血圧・3段目に脈拍、として横軸日付欄に数値を入れても役立つことでしょう。

表には3段までありますが、端の点と点を結び線を引くことによって、段を増やすこともできます。

月間予定表の応用例

またこちらは、
縦軸→手持ちのワンピース
横軸→手持ちのアウター類
と記しており、これとこれは合う、と〇を付けたりしていくと着合わせの参考になる、という使い方です。

ガントチャートは20世紀初頭に米国人の機械工学者・経営コンサルタントのヘンリー・ガント(1861-1919)によって考案されました。作業スケジュール管理が視覚的にわかる方法として現在も重用されています。

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