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【女性の60歳からの働き方】自分らしく無理せず長く働くには?[前編]

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ゆうゆう編集部

シニア女性の職探しは男性より有利かも?

長く主婦だった人が、50代、60代で新たに仕事を見つけるのはハードルが高いのだろうか。

「実はそうでもないんです。『アルバイト感覚で、いろんな仕事を体験してみよう!』と考えている人は、すんなり決まることが多いですね。好奇心や柔軟性は、同世代の男性より女性のほうが高い傾向にあるようで、未経験でもすぐ仕事が決まるのは女性のほうが多いようです」

主婦の経験を生かせる仕事も多いと金澤さんは言う。

「弁当や総菜の調理、レストランのキッチン業務、ベビーシッターや保育の仕事などの求人は多いですよ。最初は『人さまの子どもの世話なんて自信がない』と言っていた人でも、実際に働き始めると、『赤ちゃんはかわいいし、親御さんには感謝されるし、毎日楽しいです』と満足しています。キッチン業務に携わる人は、『わが子より若い仲間と仕事をするのが刺激的です』と楽しそうです」

一般的にはマンション管理、清掃、調理、介護、保育補助などの求人が多いようだが、事務などのデスクワークにつくのは難しいのだろうか。

「事務系は求人そのものが少なく、希望者も多いので簡単ではありません。『若い頃に事務をしていた』といっても、現在の事務はワードやエクセルを使えることが大前提。自分なりに努力して準備をすることで、チャンスは広がると思います」

そして金澤さんが考える最も大切なことは、「迷っていないで、動き始めること」。

「年齢が若い人から採用されていくという側面は否定できません。そう考えると、60代の1~2年は大きいですよね。迷っているなら、まずは動き始めましょう。考えるのは動きながらでもできますよ!」

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