バテンレースの日傘

今では作る工房が一カ所のみとなってしまった「上越バテンレース」。
伝統の技を守り続ける新潟県上越地方の「吉田バテンレース」と『ゆうゆう』編集部がコラボレーションした日傘です。

ひとつひとつ職人の手作業で作り上げられたバテンレースは、ここだけのオリジナルデザイン。
本体はUV加工が施された上越伝統の小千谷ちぢみで、持ち手はこだわりのバンブー。
さしてウキウキ、たたんでにっこり、心が潤う贅沢日傘です。

バテンレースのつけ襟

くるりと回して前後どちらでもつけられるバテンレースのつけ襟（スナップつき）。
フェミニン過ぎないカジュアルテイストのレースなので、Tシャツやセーターにも。

綿100％で、洗濯機弱水流で洗え（ネット使用）、漂白剤も使用でき、常に白さを保てます。
ブレード（布テープ）を使ったレースなので、ひっかかりが少なく、丈夫で長持ちするのも特長。
デザインに流行がなく、使う人のサイズも限定しないので、大切に使えば親から子へ世代を超えて譲ることも可能です。

京都のバラ柄の扇子

うだるように暑い日も、さっと扇子を取り出して、涼しい顔であおいでいる人はどこか余裕を感じさせます。
シンプルデザインのこの扇子、彫られているのはバラ柄。
ベージュとネイビーというシックな色は、ありそうでなかなかないレアカラー。
大人っぽい洗練カラーに、バラ柄が優美さを添えます。

扇面がほとんど竹のため、あおぐと優雅にしなり、やわらかな心地いい風を作り出してくれます。手元で揺れるチャームもさりげなくおしゃれ。専用の扇袋に入れて、バッグへ忍ばせておきたい。

撮影／鈴木正美　取材・文／依田邦代