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知ってる?賞味期限の近い商品から手にとると、「おいしい」につながる。グランドフードホールの岩城紀子さんがアドバイス

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岩城紀子

食のセレクトショップ「グランドフードホール」を運営する岩城紀子さんは、安心・安全で日本一おいしい食品を選ぶ、優れた目利き力の持ち主。野菜を選ぶとき、近所の個人商店で買い物をするとき、スーパーで商品を手にとったとき。気をつけたいポイントを教えてもらいました。

農作物は新鮮さで買おう

「野菜やお米はどんなものを買えばいいですか?」と聞かれることもよくあります。農薬を使わず有機肥料で育った野菜が体にいいのは確かでしょう。でも、食品予算が潤沢ならいいのですが、限られているのであれば、調味料と卵、牛乳に使ってほしいと私は思います。

農作物に関しては、できるだけご近所でとれたものを食べてほしいなぁと思うのです。都会に住んでいる方には難しいかもしれませんが、地方在住であれば、車で少し行けば野菜の直売所や、道の駅などがあるのではないでしょうか。家の近くに畑があり、その日とれた野菜の無人販売をしているところもあるかもしれません。

野菜は鮮度が命。時間がたつと酸化が進み、健康にいいものでなくなってくることも知っておいてください。道の駅や直売所は安さも魅力です。スーパーなどと違って間で抜かれる金額も少ないので、価格を安く設定できるからです。

もう一つ、冷凍野菜も見逃してはいけないアイテムです。冷凍野菜の多くは、旬の時期に大量にとれたものをすぐに加熱処理して急速冷凍したもの。栄養素も十分残っているので安心です。

お米の選び方は非常に難しいと思います。味の好みもありますし、無農薬とか、特別栽培米とか、合鴨農法とかいろいろあるし値段もまちまち。高いからといっておいしいかというと、それも千差万別なのです。

一番重要なことは、精米してからの時間が短いこと。精米してくれるお米屋さんが近所にあると最高です。銘柄なども相談に乗ってもらい、買ったお米は届けてもらうとラクチンですよね。電話で注文することもできるので、子育て中の方や働く主婦には超おすすめです。

私の秋のぜいたくは、順々に産地を変えて新米を届けてもらうこと。宮崎や高知から始まって、徐々に北上しながら新米を味わう、こんな幸せなことはありません。おすすめしたいのは、買う生産者を決めること。○○さんの作るこの品種、とお気に入りが決まれば、毎年、変わらぬおいしさを楽しめます。

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