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【葬儀のマナー】お悔やみ、葬儀でNGの言葉とは?50代から心得ておきたい冠婚葬祭の常識

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更新日

マチュアリスト編集部

通夜や葬儀・告別式でのしきたりは、迷うことが多いのではないでしょうか。お悔やみのときに使う言葉、使わないほうがいい言葉もあります。参列したときの決まりごとを知っておいて、遺族や参列者に失礼にあたらないようにしたいものです。現代礼法研究所主宰の岩下宣子さんに教わりましょう。

こちらもあわせてどうぞ。【葬儀のマナー】仏式・神式・キリスト教式で異なる拝礼のしきたりとは? 50代から心得ておきたい冠婚葬祭の常識

お悔やみの言葉

お悔やみの言葉は
「このたびはご愁傷さまでございます。心よりお悔やみ申し上げます」
が一般的です。

不慮の死の場合は、
「なんと申し上げていいのか言葉が見つかりません」
「思いがけないことで、心中お察し申し上げます」
なども使われます。
ご不幸のあいさつは紋切り型の決まり文句がいちばんです。

葬儀でNGの言葉

悲しみの席ならではの忌み言葉があるので、覚えておきたいものです。

お悔やみの席では、「重ね重ね」「たびたび」「いよいよ」「しばしば」「返す返すも」「重々」「次々」「皆々様」「つくづく」「再三再四」などの繰り返しをイメージする言葉はNGです。

「また」「追って」「続く」「再び」「再度」「繰り返す」「重ねる」など、不幸が続くことを連想させる言葉も避けます。

音が不吉な言葉、九(苦しむに通じるため)、四(死に通じるため)も避けます。

遺族の気持ちを慮り、「死ぬ」「死亡」「生きる」などの直接生死に関わる言葉も使ってはいけません。死亡は「ご逝去」、生きているときは「お元気なころ」などと言い換えます。

死因について話題にしたり、「天寿を全うしたのだから」などと口にしがちですが、遺族にはきつい表現になってしまいます。

また、「成仏」「ご冥福」「供養」などは仏教ならではの言葉です。神式、キリスト教式では気をつけましょう。

不幸の知らせを受けたときは

知人の死去を知らせる電話を受けたときは「ご連絡、恐れ入ります」が正解です。
「ご連絡ありがとうございます」は失礼です。
ありがたいはめったにない、いいことがあったときの言葉なので使えないのです。



※この記事は『50代からの冠婚葬祭きちんとマナー』岩下宣子監修(主婦の友社)の内容をWeb掲載のため再編集しています。

※2023年8月22日に配信した記事を再編集しています。

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監修者

現代礼法研究所主宰

岩下宣子

共立女子短期大学卒業。全日本作法会の内田宗輝氏、小笠原流の小笠原清信氏のもとでマナーを学ぶ。1985年、現代礼法研究所を設立。多数の企業や公共団体などでマナーの指導、研修、講演、執筆活動を行う。NPO法人「マナー教育サポート協会」理事長。『美人のことば練習帖』(三笠書房)、『40歳までに知らないと恥をかく できる大人のマナー260』(KADOKAWA)、『書き込み式おつきあいを大切にする安心メモリー帖』(池田書店)、『冠婚葬祭マナーの新常識』(主婦の友社)など、著書、監修書多数。

共立女子短期大学卒業。全日本作法会の内田宗輝氏、小笠原流の小笠原清信氏のもとでマナーを学ぶ。1985年、現代礼法研究所を設立。多数の企業や公共団体などでマナーの指導、研修、講演、執筆活動を行う。NPO法人「マナー教育サポート協会」理事長。『美人のことば練習帖』(三笠書房)、『40歳までに知らないと恥をかく できる大人のマナー260』(KADOKAWA)、『書き込み式おつきあいを大切にする安心メモリー帖』(池田書店)、『冠婚葬祭マナーの新常識』(主婦の友社)など、著書、監修書多数。

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