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ベストセラー作家【アズ直子さん】発達障害による生きづらさを乗り越え、成功をおさめた秘密とは?

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ゆうゆう編集部

発達障害がありながら、1億円企業の社長として、またベストセラー本の著者として活躍するアズ直子さん。生きづらさを乗り越え、何度もつまずきながらも成功をおさめることができた秘密は? その波乱の道のりと、人生を上向きにするヒントを伺いました。

PROFILE
アズ直子さん・一般社団法人暦文化研究会代表理事

あず・なおこ●1971年、東京都生まれ。一般社団法人暦文化研究会代表理事、経営者、著作家。
自身の体験を綴った『アスペルガーですが、妻で母で社長です。』(大和出版)がベストセラーに。
ハンディがあっても健康でいられ経済的にも自立できるライフスタイルを発信。全国で講演を行いテレビ出演なども。
暦と方位学を生活に生かすコミュニティ「こよみすと」主宰。

人とは違う生きづらさを感じながら成長

中国由来の暦の一種である九星気学と、ケルト文化の植物暦などの読み解き方や、独自の開運メソッドを20年以上にわたって伝えてきたアズ直子さん。主宰する「こよみすと」には幅広い世代の女性が集まり、「暦のプロ」を目指して学んでいる。

セミナーや講座は毎回大盛況。暦や関連商品の通信販売も手がけ、社長を務める会社は今や年商1億円に。誰もが夢見るような成功を手にしたアズさんだが、ここまでの道のりは決して平坦ではなかった。

「人づき合いが苦手、部屋を片づけられない、人混みが怖いなど、人とは違う生きづらさを幼い頃から抱えてきました。母からも、五感が過敏で寝ない、泣きやまないで、子育てが大変だったと聞いています。

就学後は普通高校から国立大学に進学。中国への国費留学も果たしました。中国語のスキルがあったので就職先にも恵まれ、中堅企業から大手の外資系企業へとステップアップしたのですが、人とのコミュニケーションがどうしてもうまくとれなくて……。次々と問題を起こし、三度も解雇されてしまったんです」

この記事の執筆者

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