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「励まして励まされて。楽観主義的に生きる」久本雅美さんを強くする3つの言葉とは?

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ゆうゆう編集部

ピンチのときも 「何とかしてみせる」

いつも明るく、ときに三枚目なキャラクターで笑いを誘う。その元気の源はどこにあるのだろうか。

「私はもともと人を喜ばせることが大好き。私を見て、皆さんが笑ったり喜んだりしてくださることが私の原動力です。舞台は毎回お客さんが違うし、反応も全然違います。一回一回緊張感はありますが、そのぶんダイレクトな反応が返ってくるし、終わった後の達成感も大きい。それが醍醐味ですね。うまくいく日もいかない日もあるけれど、それがある意味、生きている証しであり、次に向かって頑張ろうというモチベーションにもつながります」

取材中の表情にも言葉にも、ポジティブなエネルギーがあふれる。根底にあるのは、「楽観主義的に生きよう」という思いだ。

「私が考える楽観主義的というのは、『何とかなる』じゃなくて『何とかしてみせる』という積極的な生き方。目の前に大きな壁が立ちはだかったときは、『乗り越えられないよ、これは』ではなく、『乗り越えられない壁なんてない』『何とかしてみせる』と自分の心を強気にもっていきます。だって、未来はまだ何も決まっていないんだから。希望がなければ、希望を自分でつくっていけばいいんです」

周囲からの励ましを力に変え、ときには自分で自分を励ましながら、自分も周りも明るく照らす久本さん。例えるなら太陽のような人だ。

「なくてはならない存在=太陽のごとく、と表現しますよね。でも、ある人から『太陽は自家発電だよ』と言われました。私たちは太陽にあたためてもらっているけれど、太陽は自分で熱を発してみんなを照らしている。『なるほど、自家発電か』と思いました。だから太陽のように自家発電するためにも、やっぱり自分で希望をつくっていくしかないんです。 『未来はまだ何も決まっていない。だから未来は面白い。何とかしてみよう』。私は常に、そういう強気の楽観主義者でありたいと思っています」

「未来はまだ何も決まっていない。だから未来は面白い」

年齢を重ねると「若いときはできたのに」 なんてこともあるけれど、過去は振り返らない。大事なのは、これから自分がどうやって面白がって生きていくか。楽観主義的生き方で楽しんでいきたいですね。

INFORMATION
『大阪松竹座開場100周年記念 垣根の魔女 』
大阪松竹座開場100周年記念公演に久本さんが出演! 
下町を舞台に、お洒落で口うるさくて、世話好きのミドリ婆さんが町内せましとお節介に大奮闘する人情コメディ!

●2023年4月21日(金)~30日(日)
大阪松竹座
チケットホン松竹☎0570-000-489
Web予約は「チケットWeb松竹」で検索を。

PROFILE
久本雅美さん
ひさもと・まさみ●女優
1958年、大阪府生まれ。劇団東京ヴォードヴィルショーを経て、柴田理恵さんらとともにWAHAHA本舗を設立。舞台、ドラマ、映画で女優として活躍するかたわら、軽妙なトークで人気を集め、バラエティ番組などでも幅広く活動。現在は「秘密のケンミンSHOW 極」「ヒルナンデス!」などに 出演中。

※この記事は「ゆうゆう」2023年2月号(主婦の友社)の内容をWEB掲載のため再編集しています。

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