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更年期で働くのがつらいけれど、子どもの学費のために仕事を辞められない。坂東眞理子さんのすっきり人生相談

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ゆうゆう編集部

仕事、健康、人間関係、親の介護、老後のお金……50代からの人生には不安や迷いがいっぱい。そんな私たちに「ウィメン・ビー・アンビシャス。自分で自分の人生に責任と覚悟をもって生きていこう」とエールを送ってくれる坂東眞理子さんが、皆さんのお悩みを解決します。

©️廣江雅美

プロフィール
坂東眞理子
ばんどう・まりこ●1946年富山県生まれ。東京大学卒業後、総理府(現内閣府)入省。埼玉県副知事、オーストラリア・ブリスベン総領事、内閣府初代男女共同参画局長などを務め、退官。現在、昭和女子大学総長。『女性の品格』『70歳のたしなみ』『幸せな人生のつくり方』など著書多数。

相談 ①
更年期でしんどい。働くのがつらいけれど……

フルタイム(正社員・事務職)で働いています。漢方、食事、運動と、いろいろ頑張っていますが、更年期症状が重く不眠ぎみ。実母(78歳)は「60歳過ぎたらラクになるわよ」と言いますが、まだ10年近くあります。正直しんどくて仕事を辞めたいのですが、子どもは理系志望で、大学院までの学費を考えると自分の年収は落とせません。(51歳・正社員)

子どもの学費は奨学金という手も。自分を追い詰めすぎないで

日々に楽しみを見つけて

漢方や食事、運動など、とてもよい対応をされていますね。すぐには効果が出なくても、そういう対策が基礎体力を上げてくれますから、更年期症状を軽くすることにつながるはずです。

ただ、「私が稼がなければいけない」「子どもが独立するまでは、どんなことがあっても頑張らなければ」と、自分を追い詰めてはいませんか? その精神的な重圧が、重い更年期症状に結びついているかもしれません。あまり気負いすぎず、もう少し気楽に考えてみてはいかがでしょうか。

本当にしんどかったら仕事を辞めてもいい、子どもの学費が足りないなら奨学金を利用すればいい。昔に比べると今は奨学金制度が充実しています。借りるかはじっくり検討するとして、一度お子さんと一緒に調べてみてください。それは気持ちをラクにするひとつの手段でもありますから。

今は変化の時期。「つらい、何もできない」と気持ちを内向きにせず、「更年期症状はあるけれど、何か楽しいことはないかな」と、症状以外に関心を向けることが大事です。気晴らしになるような楽しみを見つけてみましょう。

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