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フランス流 節約術。「プレゼントのお菓子を入れる手作り箱」を吉村葉子さんに聞いた

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吉村葉子

「おもてなしは、お金よりも真心込めて」というのは、約20年間をフランスで暮らした、エッセイストの吉村葉子さん。著書『徹底してお金を使わないフランス人から学んだ 本当の贅沢』から、フランスで出会った、お金を使わなくても心贅沢な暮らし方のヒントをご紹介します。プレゼントのお菓子は、ぴったりサイズの手作り箱に入れて!

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フランス流 節約術。花瓶のいらない「小さな手作りブーケ」を吉村葉子さんが指南

ある男性がこう言いました。「僕はね、ハンサムじゃないからモテないけれども、子供のころから女の子を笑わすことが生きがいだったの」と。これを聞いて即座に私は、その人のファンになりました。

私も人を笑わせるのが大好きです。面白いことを言って笑わせるだけでなく、もので笑いを取るのも大好き。20年間のパリ生活の後半10年は、知り合いのフランス人を笑わせるのが喜びでした。人は、まず驚いて、次に笑うというパターンですから、まずは驚かせることが必要なわけです。

「エーッ、これ作ったの⁉️」とか、「なに、これどうしたの?」と感心されるとうれしくなって、血のめぐりがよくなって全身が活性化する気がします。

大受けしたもののひとつに、手作りのプレゼント用お菓子の箱があります。

大は小を兼ねるので、大きめの紙箱は捨てずに取っておきます。

箱を分解し、この場合はガトー・ショコラ3本分のサイズにカット。もとの折り目を生かしながら再び組み立てます。

/ぴったりと収まった瞬間、大満足。ふたも同じように組み立てます。お店のマークはシールでカモフラージュ。

箱を作るといっても、お菓子の形に合わせて出来合いの紙箱をカットし、改造するだけです。箱をハサミでちょきちょきぱっぱっと切ってたたむだけ。ふたも本体に合わせてちょきちょきぱっぱ。でも、見た人は、はじめ目を丸くして驚き、次の瞬間、呆れながらも私の労をねぎらってくれます。

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