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続かない人向け。「3分で日記を書く」日記帳を文具ライター小日向 京さんが伝授

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小日向 京

日記を書いた見開き

土曜日はじまりは、不思議と気分が高揚します。休日が違う曜日の場合は、その曜日はじまりにしてみるのも一興です。何かとトピックが増える休日は、日記を書く内容にこと欠かないようで、行った場所や見た映画、食べた料理を記すのにうってつけです。

休日から日記をスタートダッシュすることで「書ける」と体感、そこからすんなりと平日の欄へ移行できる感覚がありました。

上の1週間の記述では、以下のような内容を書いています。
9/23(土)その日の出来事
9/24(日)その日の出来事
9/25(月)使うものについて
9/26(火)使うものとその感想
9/27(水)食べものについて
9/28(木)心の状態について
9/29(金)その日の出来事と気持ち

こうして見ると、ひとくちに日記といってもその書く内容はさまざまで、「出来事記録」だけでなくとも、「心の記録」だけでなくとも、その時に思いついた断片を記せば有意義な情報となり得ると思えます。

書く時に気をつけたいのは「心の記録」です。上の9/28(木)で、このように書きました。

気が動転して話をうまく伝えられ
ない案件あり。落ち着いて、経緯より
結論を先に述べるよう気をつけたい。

本当は《ああ言わなければ良かったのに、なんて私は馬鹿なんだ!》と心底口惜しく思うことだったのですが、それをそのまま書いても何の進展もありません。
そこで、「事実+改善すべき点」という文面にしました。「心の記録」は、書く時にいったん落とし前をつけておくことが大切です。

9/25~27のように「いつ書いても大差なさそうな」内容は、その日付と合致させることによって「この時旅行していたからこう考えていたんだな」「暑かった時に好んだ食材だったんだな」と連想できることもあり、これもまた大切です。

ついては、日記に書く内容はいたって自由。自分の好きだと思ったことを記せば、書いている時にも読み返した時にも有益なものとなります。

そんな日記の習慣を、毎日ちょっとずつ。
3分の積み重ねで、かけがえのない1冊が生まれることでしょう。

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