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【結婚祝いのマナー】友人から再婚のお知らせが届いたら、どうしたらいい? 50代から心得ておきたい冠婚葬祭の常識

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伊波裕子

いくつになっても迷うことの多いおつきあいのマナー。歳を重ねると、周りで再婚する人がいたり、自分でもそんなご縁があったりということがあります。お祝いはしたほうがよいのか、自分の再婚もどこまで報告したらよいものかなど、悩むことも多いはず。そんなときどうしたらよいのか、77歳現役マナー講師で人生の先輩でもある岩下宣子さんに、Q&A形式で伺います。

こちらもあわせてどうぞ。【結婚祝いのマナー】友だちの子どもや部下の披露宴、いくら包めばよい? 50代から心得ておきたい冠婚葬祭の常識

Q1 友だちが再婚、お祝いはどうする?

友だちが再婚したそうです。お祝いはどんなふうにしたら?

A. 再婚でも初婚でも、大々的に披露宴をする人もいればそうでない人もいますよね。披露宴に呼ばれるような場合はシンプルにお祝いに行けばよいのだけど、難しいのはお知らせだけが届いた場合かと思います。もう一度結婚しようと思える相手と出会えたのは素敵なことで、ぜひお祝いの気持ちを伝えたいですね。

気持ちの伝え方は、品物でもお金でも、マナーとしてこれをしたらダメということはなく、もし私がその立場だったらということですが、やはり贈りたいのはお花でしょうか。

自分なら5000円くらいで、花瓶にそのまま生けられるブーケなどを選ぶと思います。「花キューピッド」や、ふつうの花屋さんでも宅配のシステムがある店があるので、相手の負担にならない届け方を選べるはず。

結婚のお祝いということで、相手がお返しを気にするかもしれないので、それほど気を使わせずにすむ金額で、お友だちの好きそうなお花を選んであげて。

お花やグリーンの好きな人は行きつけの花屋さんがあるでしょうけど、そうでない方も、ふだんからちょこちょことお花を買って、仲よしのお花屋さんを見つけておくといいですよ。お祝い事やお見舞いなどのときに、ふさわしいお花を選んでもらったりもできますのでね。

「嬉しいことだから、いっしょに喜びたいの」とひとことメッセージを添えて送れば向こうからまたお返事が来たり、しばらくおつきあいの減っていたお友だちでも、また楽しいやりとりが復活するかもしれません。

Q2 兄弟が再婚、親族のつきあいはどこまで?

兄弟(姉妹)が再婚、親族にはどこまで連絡すべき?

A. その前の結婚の終わり方や再婚までの経緯にもよるでしょうけれど、これは再婚されたご兄弟と、その配偶者の希望に沿えばよいのではないでしょうか?

マチュア世代の親御さんでしたらもう70代以上でしょう。人によって元気の度合いも違いますし、体調や住んでいる場所、もろもろを考えて、ケースバイケースで対処していけばと思います。

親族を集めてパーっと披露をしたいならその手伝いを、そうでないなら本人に任せる、と言ったところです。

兄弟(姉妹)としてできることは、新しく家族になったその方を温かく迎えて、会う機会があれば会い、そっとしておいてほしいようならそっとしておくことくらい。

親や親戚に挨拶をしたほうがよいとか、お相手の親族に挨拶がしたいなどと無理強いせず、再婚した方同士を尊重して、愛ある距離感で見守ってさしあげましょう。

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