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[後編]青木さやかさん50歳。「亡くなる前の3カ月で嫌いだった母とようやく仲直りできた」

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ゆうゆう編集部

反省道に断捨離に。日々、訓練しています

9月には新刊『50歳。はじまりの音しか聞こえない 青木さやかの「反省道」』を上梓。50歳になった青木さんの「今」がたっぷり詰まったエッセイ集だ。そこには青木さんが実践している「反省道」も紹介されている。「嘘つかない」「悪口言わない」「顔つき(柔和に)」「態度(優しく)」「言葉づかい(丁寧)」「約束を守る」「感情を出さない(怒りなど)」「不貞腐れない」の8つが基本。

「病気をきっかけにやってみようと思い、5年前から始めました。最初はすごく疲れましたよ。でも3年ほど経つと、瞬間的に『あ、いけない。今、8つのことからちょっと外れた』と気がついて、気持ちを切り替えられるようになりました。人のせいにせず、すべては自分次第という考え方が私に合っているんです。自分を変えてラクに生きるための修行というか、訓練ですね」

さらに、50歳を目前に、断捨離にも取り組むように。

「番組のロケで、断捨離の提唱者・やましたひでこさんがわが家にいらっしゃったとき、うちに入るなり『あなたは自己肯定感が低い』と見破られました。モノを見れば生き方までわかる……。それから断捨離を始めました。断捨離のいいところは、モノと対峙することで自分の感情を整理する訓練になること。私、訓練が好きなんでしょうね(笑)」

そうまでして自分を変えたい理由はいったい何なのか。

「人を変えようと思っても変わらない。悩みも、結局悩んでいるのは自分だから、自分が変わるしかないと思って。昔の手帳を見返すと、30代まではノートの半分に『死にたい』と書いてある。それが徐々に減り、去年の手帳にはほぼありません。ようやく『あんまり死にたくない』という感じのところまできましたから、この調子で訓練しながら自分を見張って、やっていこうと思います」

日々の暮らしを大切に

5年ほど前に里親となって迎え入れた保護猫のクティとシティ。

ベランダガーデニングで育てているトマトが少しずつ色づいて。

ブロッコリー、トマト、たけのこ、ベーコンのヘルシーなスープ。

※この記事は「ゆうゆう」2023年12月号(主婦の友社)の内容をWEB掲載のために再編集しています。

取材・文/本木頼子

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