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ショコラさんの月12万円の生活「欲しいものは知恵と工夫で手に入れたい」【前編】

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ゆうゆう編集部

お金に縛られない暮らし方とは? 人気のブロガー ショコラさんが一人の老後を見据え、節約生活を始めたのは57才のときでした。「身の丈にあったお金の使い方を工夫したら心も暮らしもすがすがしくなりました」 ショコラさんは現在は仕事をやめていますが、パートタイマーをしていた2022年当時の記事をご紹介します。今も参考になる暮らし方をお読みください。

PROFILE
ショコラ●1956年生まれ。ブログ「60代一人暮らし 大切にしたいこと」が話題となる。42歳で別居、46歳で離婚。化粧品メーカーの営業職で自活する。57歳で退職後は、パート勤務の事務職に。著書に『58歳から日々を大切に小さく暮らす』(すばる舎)、『65歳から 心ゆたかに暮らすために大切なこと』(マガジンハウス)など。
60代一人暮らし 大切にしたいこと
https://lee3900777.muragon.com/

一人暮らしの老後を見据え50代でマンションを購入

月々12万円の生活費でやりくりしながら、伸びやかに心豊かに暮らす日常を綴ったブログ「60代一人暮らし 大切にしたいこと」が人気のショコラさん。いつも心がけていて、自分に問いかけるのは、「身の丈に合っているか」「無理していないか」「それは好きなことか」の3つだという。

夫との別居を機に一人暮らしを始めたのは42歳のとき。自活のために化粧品メーカーの営業職として働いた。ただ、二人の息子は当時まだ高校生。そこでアパートから婚家へ通って子どもたちの世話をし、二男が成人した46歳のとき正式に離婚した。同じ頃、「貯金がなくなっても住む家があれば当面の生活費は何とかなるだろう」と思い切って購入したのが1LDK42㎡のマンションだった。

給料の半分を貯金し、ボーナスはすべてマンションのローンと子どもたちの学費援助に回す。子どもたちが大学を卒業してからは住宅ローンの繰り上げ返済を加速し、10年ほどで完済することができたという。

花やグリーンを欠かさない。「暮らしの彩りになります。水やりなど手入れも楽しいんです」

部屋が広く感じられるのは、家具が少なく全体の色が統一されているから。

そんな50代後半、ショコラさんは一人の老後を生きるための資金計画を立てた。
「年金だけで暮らすと月にいくら不足し、それが85歳まで続くとしたらいくら貯金が必要か。65歳からの年金受給額と必要な生活費を計算し、不足分を貯めるために節約を始めました」

そんな矢先、体調を崩し会社を退職することに。ショコラさんは契約社員から正社員となり、最終的には営業所長となっていた。
「定年まで3年を残し、退職金は半分に減るけれど後悔はありません。やり切った達成感がありました」

その後はフルタイムの事務職のパートで働くことになった。
「それまで家計簿をつけていたので、月に12万円あればやっていけるとわかっていました」

フルタイム勤務で12万円の基礎生活費を稼ぐという条件を第一に、体力的にきつくない、ノルマのない、社会保険に加入できる内勤の仕事をハローワークで探した。

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