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[後編]予算1日1000円で暮らす小笠原洋子さん74歳。楽しみの多い「ケチカロジー」な暮らしぶりを拝見

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ゆうゆう編集部

「ケチ上手とは、できるだけ無駄を省いてお金からも物からも自由になり、その代わりに心が豊かになるような工夫を重ねること」と話すのはエッセイストの小笠原洋子さん。ひとり暮らしの年金生活で、小笠原さんはそれを実践しています。毎日の暮らしぶりと取材当時の住まいの様子を教えていただきました。

前編はこちら。予算1日1000円で暮らす小笠原洋子さん74歳。ケチケチ生活でも「悠々自適」というその訳は?[前編]

お話を伺ったのは
エッセイスト 小笠原洋子さん

おがさわら・ようこ●1949年東京都生まれ。東洋大学卒業。京都の画廊勤務後、東京で美術館の学芸員や大学の非常勤講師を務める。退職後、フリー・キュレーター、美術エッセイストとして活動。著書に『フリードリヒへの旅』(角川学芸出版)、『おひとりさまのケチじょうず』『ケチじょうずは捨てじょうず』(ともにビジネス社)などがある。2月には新刊が発売予定。

ごみを出さない節約生活と健康でいることが仕事です

節約(ケチ)して環境に優しい(エコロジー)生活を、ケチカロジーと名づけた小笠原洋子さん。物を少なくし、すっきりしたいという住まいには食器棚も食事用のテーブルもない。

「食器はシンクの棚に入るだけに減らしました。朝食と昼食はキッチンからベランダに出るためのガラス戸の前に、キャスターつきワゴンの天板を広げてテーブル代わりにしています。ガラスの向こうの雑木林を借景にした食事は至福のときです。

夕食はリビングの窓辺で。籐椅子にお盆を置き、切り干し大根やひじき煮などの総菜を盛った豆皿を一品ずつキッチンから運んでゆっくりといただきます。

朝食と昼食は絶景レストラン、夕食は居酒屋さんのイメージです(笑)。自分の好きなように食事を演出できるのもまたひとり暮らしの醍醐味ですね」

調理器具はこれでほぼすべて。食器類はシンク下の引き出しや棚に置いた竹籠に。「竹細工が好きで、布巾なども竹籠に入れています」

昼食はベランダに続くキッチンのガラス戸の前で、林の緑を借景にいただく。「四季折々の豊かな自然もごちそうです」

夕食はリビングの窓辺で。籐椅子にお盆を置きテーブル代わりに。豆皿に盛った総菜を一皿ずついただく。「居酒屋さんのイメージです(笑)」

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