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元ミス日本 伊藤千桃さんの春を待つ葉山での暮らし「春の芽吹きにそなえた“庭仕事”に精を出しています」

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坂口みずき

秋冬のうちに落ち葉を集めて腐葉土づくり

千桃さんは庭掃除で出た大量の枯葉を庭のあちこちに溜めて寝かし、腐葉土にしています。

「枯葉を腐葉土にするには、ちゃんと手入れして一年くらいは必要ですね。庭からは一年中、剪定した木やむしった草などが出るので庭のあちこちに溜めておき、気づいた時に掘り起こすようにしています。これを繰り返しているうちに土に戻っていくんです」

千桃さんの家の裏庭にはコンポストがありますが、腐葉土の出来をチェックしつつ、野菜くずやストーブの灰などを混ぜたりして、土に栄養を与える工夫もしています。

「うちは庭のごみが大量に出ますが、山を下りてごみ捨て場まで運ばなくてはならないんです。その手間を省くためにも、庭のなかでなんとか自然と循環させたいと考えています。だからこそ、良い土ができたときはうれしいですね。知らない人が見たら、庭に生ごみをまきちらすなんて何をやっているんだ?と不思議に思うでしょうね」

ふきのとうやタラの芽、うどなどの山菜が採れる季節はもうすぐ。
豊かな土に自然からのギフトが次々と芽吹いていきます。

春に向けた千桃さんの庭仕事、ますます忙しくなりそうです。

庭掃除で出た枯葉に生ごみを混ぜた腐葉土作り。

「最近は、生ごみだけでなく、玄米を精米する際に出る米ぬかを混ぜたりしています。夏場は虫がわくことがあり、日にあてたり、掘り起こしてよく混ぜたり、まめに手入れをするようにしています。手間をかけないと、なかなか良い土にならないですね」


撮影/砂原文

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