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考え過ぎてしまう“悩み沼”から抜け出す考え方10 メンタルドクター Sidow先生がアドバイス

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雑誌「健康」編集部

⑥自分に厳しくし過ぎず、優しくすることを意識

小さな失敗でも激しく落ち込み、うまくいったときは「たまたまだ」と考えてしまう人がいます。この考え方は他人の成功を大きく見積もり、自分に対しては過小評価になりがち。自分に厳し過ぎるのは問題です。

うまくいったときは自分をほめ、ご褒美をあげるなど、自分に優しくすることを意識しましょう。

⑦今の感情だけで相手を評価しない

誰かに自分の気分を害されるようなことをされたとき、人は誰でも嫌な気持ちになります。瞬間的に「あの人は最低だ」などと思ってしまいがちですが、冷静に考えると一度だけのことでその人の人間性まではわかりません。

そのときの感情だけで相手を評価するのは、間違った認識につながるので注意しましょう。

⑧「~べき」思考をやめて、ほかの価値観も認める

「◯◯するべき」「◯◯しなければならない」という考え方は、「常識的に考えるとこうだ」という固まった自分の価値観が根底にあります。

自分以外の価値観を認めることができないと、他人と衝突するリスクや、時代の変化に対応ができず、自分を追い込む結果になりやすいので柔軟な考え方を心がけましょう。

⑨レッテルを貼らず、視野を広げる

「自分はダメだから」「あの人はそういう人だから」と自分や人のイメージを決めつけて一度レッテルを貼ってしまうと、ほかの可能性に目を向けなくなって、視野が狭くなってしまいます。

安易なレッテルを貼らずに、多様な考え方や見方ができるよう視野を広げましょう。

⑩自分や他の人に責任を特定しない

失敗や過ちの責任を自分、あるいは特定の誰かのせいと考えてしまうことがあります。自分を責め過ぎたり、誰かを心の中で責めたりしがちですが、実際はいろいろな要因が重なって起きたことが多く、誰か1人の責任ということはほぼありません。

「運やタイミングがよくなかった」と考え方を変換しましょう。

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