私らしく生きる 50代からのマチュア世代に

人気記事ランキング 連載・特集

考え過ぎてしまう“悩み沼”から抜け出す考え方10 メンタルドクター Sidow先生がアドバイス

公開日

更新日

雑誌「健康」編集部

悩み事があると、考えないようにすればするほど考えてしまう「悩み沼」。でも、考え方次第で抜け出すことができるんです!悩み沼から抜け出す10の考え方と、5つの行動を、YouTubeで大人気の精神科医Sidow先生にアドバイスいただきます。

★前回はこちら★

すぐにできる!ストレスを遠ざける行動とは?メンタルドクター Sidow先生がアドバイス

『ケーキ食べてジム行って映画観れば元気になれるって思ってた』 (WAVE出版刊・1,650円)

ADVICE
メンタルドクターSidow先生
めんたるどくたー・しどう●精神科専門医。医学博士。筑波大学附属高等学校を経て、東邦大学医学部を卒業後、精神科医を選択する。現在は都内でメンタルクリニックを開院。精神科医として働く中で、世間の精神疾患に対する偏見や誤解の解消、精神科の早期受診の必要性を実感し、SNSで精神科医として情報発信を始める。YouTubeやX(旧Twitter)など自身が運営するSNSの総フォロワーは10万人を超え、さらに人気急上昇中。

「悩み沼」から抜け出す考え方10

①物事を0か100か、黒か白かで判断しない

完璧主義の人はうまくいった部分よりも、うまくいかなかった部分に焦点を当てて後悔してしまいがちです。どんな人にも欠点はあり、どんな素晴らしい意見にも反対意見はあります。

「完璧なものなど存在しない」と認識し、極端に考えるのをやめて、物事にはグラデーションがあるということを認識しましょう。

②失敗したとき、次も同じことが起きてしまうと決めつけない

うまくいかなかったことが一度や二度起きたとき、今後も同じことが当然起きると考えるのはやめましょう。少ない回数で決めつけてしまうと、多くの可能性を狭め、精神的にもマイナスです。

今回は今回のこととして状況ごとに見直し、それがすべてではないと考えて幅広い視点で考えましょう。

③よかった出来事を見えなくする心のフィルターを外す

悩み沼にハマっていると、「自分の人生にはいいことがない」と考えてしまいがち。落ち着いて考えるときっと今までにいいことはあったはずなのに、心にネガティブなフィルターをかけているため、見えなくなっているのです。

悪い部分にばかり目を向けず、よかった出来事も意識しましょう。

④なんでもマイナス思考で考えるのをやめる

疑い深い人や自分に自信がもてない人は、なんでもマイナス思考で考えがちです。例えば誰かにほめられたときに「この人は何かたくらんでいるのかも?」と考えてしまうなどです。

プラスの出来事までマイナスと捉えるのはやめて、素直に喜びましょう。

⑤飛躍して大げさに考えない

特定の出来事を大きく悪い方向に捉えて悩んでしまうことがあります。例えばスマホのLINEで既読スルーをされたとき、「嫌われているに違いない。もう連絡するのはやめよう」と決めつけてしまうなどです。

たった一度の既読スルーで決めつけるのは、飛躍し過ぎです。大げさに考えず、冷静に状況判断しましょう。

知ってる? PR

50代から「ペントハウス」にハマる理由とは?

50代から「ペントハウス」にハマる理由とは?

タワマンに住む富裕層の欲望が渦巻くサスペンス。韓国ドラマ「ペントハウス」が話題です!奇想天外な物語になぜハマる?トップブロガー 中道あんさんがひも解きます。

詳細はこちら
この記事の執筆者

PICK UP 編集部ピックアップ