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寝る時間を変えれば、簡単【ダイエット】に! しっかり朝食を食べて理想の体型になる

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望月理恵子

夜型よりも朝型が健康にいい、というのはわかっているけど、それがダイエットに関係するというのはご存じでしょうか? 管理栄養士の望月理恵子先生に、体内時計とダイエットの関係を解説をしていただきます。夜遅いごはんは太るもと。わかっていても、仕方ないときがありますよね。何時間前までに食べるといいのでしょう。

夕食直後に眠ると、食べたものが朝まで胃に残る

明日の朝食をおいしく食べるためには、今日の夕食のとり方に注意しましょう。

夕食直後に満腹の状態で眠ると、胃腸の消化能力が落ち、食べたものが翌朝まで胃に停滞してしまいます。
そのため、翌朝おなかがすかず、朝食が食べられなくなってしまいます。朝食抜きは肥満のモトです。無理やり食べると胃がもたれてその日1日調子が出ません。
また、睡眠中に胃腸ががんばって消化を続けると、体が休まらず、睡眠の質が悪くなってしまいます。

夕食が遅くなったとしても、寝る2時間前までにはすませましょう。遅い時間に食べるなら、うどんやおかゆなど、できるだけ消化のよい食事をとるのがおすすめです。
うどんにゆでた野菜を入れたり、おかゆに鮭フレークをトッピングしたりするのもいいですね。

寝るまでに2時間の消化時間があれば、朝、おなかがすいたと感じて、朝食を無理なく食べることができます。
もし、遅い夕食後、2時間起きていると寝不足になってしまう場合は、食べる量を多少減らし、胃腸の負担を減らして眠りにつきましょう。

食欲増進ホルモン グレリン

夜型生活の人は、夜ふかしするので睡眠時間が減っていきます。

すると、日常生活のなかでも、食欲を抑制するレプチンというホルモンが減り、逆に、食欲増進ホルモンのグレリンが分泌されやすくなってしまいます。

それが続くと、グレリンがどんどん分泌されやすい体質になり、それに伴って、真夜中におなかがすいて、深夜のダラダラ食いが習慣になってしまいます。これがやせられない原因です。

夜型は太るというプロセス

では、夜型が太りやすくなるプロセスを追ってみましょう。

夜遅くまで起きている
 ↓
グレリンが増える
 ↓
おなかがすいて、食欲が出る
 ↓
夜中に手軽に食べられるハンバーガーやサンドイッチを食べたくなる
 ↓
代謝されず脂肪に変わる
 ↓
脂肪がどんどんため込まれる

このような悪循環のループにはまってしまうのです。

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