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【ラストマン第8話】バスジャック犯を熱演したSixTONES・京本大我の演技力に注目が集まる。そしていよいよ41年前の事件の真実へ!

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田幸和歌子

福山雅治と大泉洋が「無敵のバディ」となって難事件を解決していく、TBS日曜劇場のエンターテインメント。第1話ではエンディングのアドリブも話題になりました。上川隆也、吉田羊、King&Prince永瀬廉と、共演者も魅力的。数々のドラマのレビューを執筆する田幸和歌子さんに、今週の「ラストマン」を語っていただきます。(ネタバレにご注意ください。)

【ラストマン第7話】『桜坂』を彷彿とさせるような、皆実(福山雅治)の「坂道好き」発言。丁寧な小ネタ満載が楽しみに

福山雅治主演×大泉洋出演×黒岩勉脚本のTBS系日曜劇場『ラストマン―全盲の捜査官―』の第8話が、6月11日に放送された。

皆実(福山雅治)がアテンド役として心太朗(大泉洋)を指名したのは、自身の両親を殺害し、刑務所で服役中の心太朗の実父・鎌田(津田健次郎)に会うためだった。

兄の京吾(上川隆也)を問い詰めた心太朗は、その事実を自分だけ知らされていなかったことに傷つき、人材交流企画室室長の任を降りる。皆実とのバディは解消だ。

代わりに担当になったのは佐久良(吉田羊)だった。しかし、心太朗とのことを聞いた佐久良班は皆実と距離を置いていた。

そんな中、ただ1人協力を申し出た吾妻(今田美桜)と皆実は、41年前の事件で第一発見者だった元捜査一課長に会いに行くことに。ところがその途中、2人は銃を所持していると思われる人物に遭遇する。

FBI捜査官として名の知れた皆実は、バスの中でもファンサービスを欠かさない。乗客にサインをしていたところ、銃所持犯から警戒され、肩を撃たれてしまう。皆実はうっかりものなのか。しかし、乗客に被害が出なかっただけ、まだマシな状況と言える。

犯人は清水拓海(京本大我)と名乗り、運転手にバスを出すよう指示。清水は元からバスジャックをする予定だったようだ。また、なぜか乗客たちに自身の姿を撮影させ、SNSで事件を拡散するよう指示を出す。

一方、皆実が清水の気を引いている間に、吾妻は心太朗にSOSを送る。警察の方でも、SNSの拡散から事件について情報が入り、捜査を開始することに。

しきりにSNSを気にしている清水は、自ら動画の配信をし、動機を語り始める。清水は、過去にネットリンチに遭ったことから、その復讐をすべく、犯行に至ったのだった。

数年前に起こった幼稚園でのバス置き去り放置事件。その犯人が、清水と同姓同名であったことから、ネット上で誤って拡散され、激しい誹謗中傷に。その影響で、実家の工場が潰れ、体調を崩した母親も亡くなってしまったという。

なぜこんなことをしたのかと問い詰められた清水はこう答える。
「俺が一番ムカついているのは今これを見て楽しそうにつぶやいてるお前だよ!特定班気取って、犯人見つけて得意がってたやつ」「俺を晒して煽ったその一言、一つの拡散で俺や母さんは殺されたんだよ!」

実際、SNS上には“晒し”を専門とするようなアカウントも複数存在し、その危うさに批判の声も多く見られる。誰でも気軽に情報を発信できる時代だからこそ、定かではない情報を安易に発信し、気付かぬうちに加害者になってしまうリスクが潜んでいるのだ。

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