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喪主になったときに備えて知っておきたい!「今どきの葬儀スタイルの主流」とは?

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ゆうゆう編集部

長く続いたコロナ禍で、高齢の親や自分の最期について思いをめぐらした人も多いのでは? 元気なうちに葬儀について考え、準備をしておくのも終活の大事な要素です。最近の葬儀事情を知り、いざというときに慌てないように備えておきましょう。

近親者のみの小規模な葬儀が主流に

「20年ほど前から葬儀は縮小化に向かっていましたが、コロナ禍で近親者のみの小規模な葬儀、家族葬が主流になりました。コロナが収まっても、この傾向は変わらないでしょう」と、終活コンサルタントの吉川美津子さん。

大勢の人が集まることができなかったコロナ禍では、葬儀も簡略化して行われることが多かった。「第5回お葬式に関する全国調査(2022年)」(鎌倉新書)では、コロナ禍で行われた葬儀の約56%が家族葬であり、一般葬は約26%。コロナ禍前は一般葬が約49%、家族葬が約41%だった。

実は、一般葬と家族葬の違いには明確な定義はないという。

「亡くなる方が高齢化し、現役時代におつき合いしていた方も少なくなり、知らせる範囲が狭くなったのが、葬儀の縮小化に大きく影響していると思います。ただ、葬儀の規模は小さくても故人を送る気持ちは深くなっているのではないでしょうか。特にコロナ禍では、なかなか会えず、十分なことができなかったという思いから、『せめて火葬までの時間と空間を故人とともに過ごし、心を込めて見送りたい』という意識が強くなったのではないかと思います」

葬儀のかたち① 一般葬、家族葬とは?

一般葬

1日目に通夜式、2日目に葬儀・告別式と、2日間にわたってセレモニーを行う。家族や親族、知人・友人、職場や地域の人など、幅広い人が参列することが多く、規模はさまざま。

家族葬

通夜式、葬儀・告別式を行う一般葬の小型版。明確な定義はなく、家族や近親者のみで営まれることが多い。参列者が10~30名程度の小規模プランが主流。10名以下でもOK。

葬儀のかたち② 一日葬、直葬とは?

一日葬

通常は2日間の葬儀を1日に短縮。通夜式を省略し、葬儀・告別式→火葬とすることが多いが、通夜式だけ行い、翌日に火葬というケースもある。

直葬(火葬式)

通夜式、葬儀・告別式など宗教儀式を行わず、火葬のみでお別れする。コロナ禍で直葬希望者が増えたことから、直葬(火葬式と呼ぶことも)+後日の葬儀やお別れ会というパターンも。

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