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【らんまん】園ちゃんの横顔ぷっくりほっぺは、思わずツンツンしてみたいほどの愛らしさだった

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田幸和歌子

朝ドラを見るのが1日の楽しみの始まりとなっている人、多いですよね。数々のドラマコラム執筆を手がけている、エンタメライター田幸和歌子さんに、NHK連続テレビ小説、通称朝ドラの楽しみ方を毎週、語っていただきます。より深く、朝ドラの世界へ!

【らんまん】園ちゃんの横顔ぷっくりほっぺは、思わずツンツンしてみたいほどの愛らしさだった

「らんまん」第88回より(C)NHK

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【第17週のらんまん】致命的ミスで気になるのは、出禁になった万太郎よりも、どうしようもなく傷ついた田邊(要潤)の心のほうだ

長田育恵作・神木隆之介主演のNHK連続テレビ小説『らんまん』の第18週「ヒメスミレ」が放送された。

「ムジナモ」の論文に田邊教授(要潤)の名前を記載しなかったことから逆鱗に触れ、大学への出禁をくらった万太郎(神木)。おまけに、田邊は植物目録と標本500点を寄贈しろとまで命じる。

万太郎がいよいよ絶体絶命に陥った今週、さらに悪い予感がしていた視聴者は多かったろう。そのきっかけは、小さな花を咲かせる「ヒメスミレ」というサブタイトルと、おそらく多くの視聴者が史実としてうっすら知っている長女の運命だ。

万太郎が大学に出禁になり、肩を落として長屋に戻ると、噺家の九兵衛(住田隆)が子どもたちにせがまれ、落語の「寿限無」を聞かせていた。「寿限無」と言えば、子どもがいつまでも元気で長生きできるようにと、とにかく「長い」ものが良いと、とんでもなく長い名前がつけられた笑い話。笑いや多幸感、微笑ましい場面の直後にどん底に突き落とすことも多い本作だけに、ここで子どもの長寿を願う落語を登場させることに胸騒ぎがする。

万太郎は論文を書き直し、植物学雑誌も刷り直して田邊を訪ねるが、「出禁」は撤回されなかった。しかも、万太郎から聞いた話をおそらくそのままパクリ、「図鑑」を作ると宣言する田邊。野田(田辺誠一)と里中(いとうせいこう)に相談に行き、博物館で研究させてもらえないかと頼むが、大学と博物館は協力関係にあるからという理由で断られてしまう。しかし、二人は万太郎を応援し、万太郎の才能を評価する人は他にもいるとして、ロシアのマキシモヴィッチ博士のもとに行くことを勧める。

帰宅すると、ちょうどマキシモヴィッチ博士から「ムジナモ」の植物画などを送ったお礼状と万太郎を高く評価する手紙が届いていたことから、万太郎はロシア行きへの思いを強め、寿恵子がその「大冒険」を受け入れる。しかし、渡航費用のアテにしていた峰屋も大変な状況を迎えていた。

新しい時代の新しい酒を造るべく、火入れのやり方を少し変えたためか、「腐造」が起こってしまい、廃業せざるを得ない状況に。税金を払うために土地と屋敷を手放す決意をした綾(佐久間由衣)と竹雄(志尊淳)を分家は労い、先祖の墓は自分たちが守るからと言って、二人に再出発を促す。

一方、万太郎、寿恵子のもとにはさらなる悲劇が……。園子が麻疹になり、発熱からわずか3日、2歳になる前に天国に旅立ってしまったのだ。

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