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中道あんさん流 60歳からの物件探し。「自分だけの空間」を手に入れたい

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中道あん

人生100年時代というなら、50代はまだ半ばですね。忙しい毎日を過ごしている50代のみなさんは、5年後、10年後が見えていますか? わかっていることは、のんびり隠居なんて夢物語ということ。それなら不安を抱えたままにしないで、何かできることをしたい! トップブロガー中道あんさんが、60歳になって始めたことを紹介します。

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ついに60歳になりました!

会社員を続けていたら定年です。50歳の私は、定年まで仕事を続けて平凡なお婆ちゃんになるつもりでした。母が60歳のときには孫が生きがいのお婆ちゃんでしたから。そうやって、だんだん年老いていくスタートが60歳だと思っていました。

ところがどっこい!10年前に戻って50歳の私に教えてあげたい……。
「60歳はまだまだ若い。それにあなた、まったく引退できそうにないわよ。定年は65歳に引き上げられるそうよ」というでしょう。

令和になり過去に築きあげられた常識が通用せず、理想の人生モデルはあってないようなものに。私のブログの説明文にも「50代から人生をメイクする」と記しているように「自分で生き方をデザインする」時代になったと思います。人生100年時代ですが90歳まで生きられるとして残り30年。そのうちの前半60歳から健康寿命といわれている75歳までは、まだまだ意欲もあり元気で暮らせると思うのです。つまり、まだまだ思うように人生を謳歌できる黄金期に突入したといえます。

ということで、60歳から何をしようかと時々考えるようになりました。

・何がしたい?
・どんなことにワクワクする?
・どんな自分でありたい?
・いま抱えている不満は何?
・どんなことが不安?
・理想の1週間は?

ポジティブとネガティブの両方から、自分に問いかけたり、誰かに話を聞いてもらったり、新しいことにチャレンジしたり、新しい出会いを求めたりなどなどして、曖昧なイメージを少しでも明確にしようと試みていました。

そこで一つ欲しくなったものがあります。

「自分の箱」です。つまり「自分だけの空間」です。

現在の住まいは持ち家で子ども達と住んでいます。とはいえ、息子は物欲がなく持ち物が少ないうえに、住まいに全く関心がありません。まったくもって自分仕様のお家なのですが、何かが違う……。それは、別居状態の夫名義の持ち家だから。贅沢かもしれませんが「自分のお城」じゃないからではないかと思います。

若い頃からカフェをしてみたいと夢みていました。そのために、ケーキ教室に通ったこともあります。でも、自分が毎日ケーキを焼いたり、コーヒーを淹れたりしたいわけでもない。ただ、そういう空間が欲しかっただけだと気づいたのです。その空間を自分の思うように使って自己表現できたらいいなぁ。と日増しに思いが強くなります。

そうすると、不思議なことに私の周りで、60歳手前で注文住宅を建てる人。古家をフルリノベして民泊を目指す人。自分専用のマンションを購入する人。自宅をお教室にしている人。実家の古民家をリノベーションして集いの場所にしている人。が次々に現れたのです。

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