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相島一之さんが出会ったこの音楽「エリック・クラプトンがブルースの世界へ誘ってくれました」

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ゆうゆう編集部

2010年には念願のブルースバンドを結成した俳優の相島一之さん。中学生のときに出会い、ブルースの世界へと導いてくれた一曲とは?

PROFILE
相島一之さん

あいじま・かずゆき●1961年、埼玉県生まれ。
立教大学在学中より演劇を始め、三谷幸喜氏主宰の東京サンシャインボーイズを経て、現在に至るまで舞台、ドラマ、映画などで活躍中。昨年は大河ドラマ「鎌倉殿の13人」が話題に。
音楽にも造詣が深く、2010年にバンド「相島一之&THE BLUES JUMPERS」を結成。作詞とボーカル、ハーモニカを担当している。

エリック・クラプトンが僕をブルースの世界へ誘ってくれました

中学から高校時代に死ぬほど聴いていたのが、エリック・クラプトンが結成したバンド、デレク・アンド・ザ・ドミノスの「Layla」。イントロがとても印象的でね。「なんだ、このカッコいい曲は!」と衝撃を受けました。あの頃は今ほど簡単に音楽が聴けず、小遣いを貯めてレコードを買って、ステレオ前で正座して聴くような時代。僕が最初に手に入れたレコードが「レイラ」でした。

僕はたちまちクラプトンの虜に。凝り性なので、クラプトンの音楽を探っていきました。すると、彼はクリームという伝説的なロックバンドをつくった人だということがわかった。それからイギリスのブルースロックを聴きまくり、次にアメリカのブルースロックを聴きまくり。ついには本家の黒人のブルースまでたどり着きました。

当時、家にはクラシックギターがあったんです。そして古賀政男のギター本も。それを見ながらポロンポロンと弾いてみたけれど、どうも僕がやりたい音楽と違う。全然クラプトンみたいにならないんですよね(笑)。気がついたらギターを弾くのを諦めていました。

高校生になり、ロック好きの友達と集まって「ロック研究会」をつくりました。ブルースロック担当は相島、ハードロック担当は……なんて役割を決めて、ちょこちょこ買い集めたレコードを取り替えっこして。勉強そっちのけで音楽にのめり込みました。

そのくらい10代の頃から音楽が大好きでしたが、大学時代に演劇に出合い俳優の道へ。転機が訪れたのは46歳のときです。GISTという悪性腫瘍を患いました。「もしかしたら死んじゃうかもしれない。やりたいことをやらないとダメだな」。そこで思い浮かんだのが「バンドやりたい!」でした。

病気をきっかけに、48歳で「相島一之&THE BLUES JUMPERS」を結成。バンドをやっていると、音楽に包まれるような幸福感があるんです。これまでの音楽への想いを詰め込んで、今、大好きなブルースを楽しんでいます。

デレク・アンド・ザ・ドミノス 「Layla(いとしのレイラ)」

デレク・アンド・ザ・ドミノスは、エリック・クラプトンら4人によって結成されたロックバンド。

1970年にリリースされたアルバムのタイトル曲「レイラ」は、クラプトンの最高傑作とも称される。

相島一之さん最新情報 『ブルースはお好き? 2023 ~I Guess That’s Why Call It The Blues~』

相島さんが親友のYASSさんと結成したブルースバンド「相島一之&THE BLUES JUMPERS」が約3年ぶりのワンマンライブを開催!

俳優のときとはひと味違う、お茶目でカッコいい相島さんに注目!

日時/11月18日(土)開場18時、開演19時
会場/東京・渋谷gee-ge  
チケット予約は公式サイトから
http://www.amritarecord.com/BJ/live/ticket.html

※この記事は「ゆうゆう」2023年12月号(主婦の友社)の内容をWEB掲載のために再編集しています。

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