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88歳 現役医師 帯津良一さんが実感する「持たない暮らしは案外と気楽」

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帯津良一

人生を豊かなものにするために、欠かせないと思うものはなんでしょう。お金、もの、おしゃれ……、3つあげるとしたら? 話題の新刊『にこにこマンガ 88歳現役医師のときめいて生きる力』から、「持たない暮らしは案外と気楽」という帯津良一さんの暮らしををご紹介します。

★帯津先生の老いの楽しみ方★

88歳 現役医師 帯津良一さんが語る「幸せは人生の後半にあり」

案外と気楽な持たない暮らし

私はお金やものに対する執着がないほうです。持ち家もなく、衣服にもそれほどこだわりはありません。移動はもっぱらタクシーを利用しているので、車も持っていません。強いて言えば「酒と本と女」でしょうか。これはわが人生を豊かなものにするために欠かせません。

とはいえ、食の好みは至って庶民派ですし、女といっても気の合う女性とのハグくらいです。これらはものではないので、増える心配はありません。ただ、本は増えていく一方です。

自宅は眠りに帰るだけなので、私が多くの時間を過ごすのは病院の自室です。窓からは広々とした田園風景が望め、四季折々の風景が私の目を楽しませてくれます。なかでも、田植え前の水が張られている水田と刈り入れ後の白鷺の訪れは私の好きな歳時記となっています。

室内に目を転じると、部屋の中央には本や書類の山に占領された大きな机があり、三方の壁は本棚とその前には入りきらない本が積み上げられていますし、床にはウイスキーや焼酎の酒瓶が所狭しと並んでいます。

忙しさゆえと言い訳しつつ、なんとかしなければという気持ちもないわけではありません。少しずつでも身辺整理をしなければと思ってはいます。まだ着手はできていませんが......。

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