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「ただ捨てるだけでは片付きません!」3週間で【片付けられる人】になるメソッド第1週目by人気ブロガーmocaさん

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moca(モカ)

家が片付かないと悩んでいる人に朗報です! 1日5分、3週間で、「片付けられない人」が、「片付けられる人」に変わります! その秘密は、「お片付けノート」にありました。お片付けノートとは、捨てたものと、その理由を書くノートです。元は片付けられない人だったという、整理収納アドバイザーのmoca(モカ)さんに、ノートの使い方を教えてもらいましょう。

あなたは不要品が見えていない

まずはじめに、「お片付け」は次の3つを指します。そして、この3つの要素はごちゃまぜにしないことが鉄則です。

これから家を片付けるにあたり、この3つの違いを覚えてくださいね。

お片付け3つの要素
整理する=ものの要不要を判断し、処分すること
掃除する=ほこりや汚れを取り払い、清潔にすること
収納する=ものを取り出しやすく、戻しやすく置くこと

3つの中で、やるべきことの8割は「整理=不要品の処分」です。家が片付かないと悩んでいる人は、この「整理=不要品の処分」がまったく足りていないんです。

「そんなことはない、捨てている!」という方も、ぜひここで、ちょっと考えてみてくださいね。たとえば、こんなものは家の中にありませんか?

・捨て方がわからなくて放置しているもの
・罪悪感や不安感から捨てることができなかったもの
・もったいないから取っておいたもの
・捨てたくないと思っているもの

どうでしょう?
現時点では、あなたが「不用品」と思って処分してきたものだけではなく、まだまだ家の中にたくさんこういったものがあるはずです。

「捨てているのに片付かない!」という人は、この「不要品に見えていないもの」が家の至るところに大量にあります。これらが「不要品に見えない」原因は3つ。

1見えないところにある

使っていなくて存在を忘れているようなものは、見えない場所やすき間に押し込まれているので、そもそも見えません。

2見ようとしていない

普段の生活では、使いたい時に使いたいものだけに目を向けているので、わざわざ「使っていないものに着目する」ことがありません。不要品は勝手に目の前に現れたりしません。意識的に「不要品を見つけよう! 探そう!」と行動しなければ見つからないのです。

3捨てるものと認識できない

視界に入ったとしても、それが壊れていなかったり、きちんと箱や引き出し、棚などに収まっていると、「使わないもの=要らないもの」と認識しづらくなります。「キレイに収める収納」のワナです。結果、捨てるべきものと認識されるまで、いつまでも無意味に残り続けることになります。

片付けの第一歩は、自分にとっての「不要品」に気がつくことです。

お片付けノートで「不要品」を見える化しよう

お片付けノートをつけていくと、不要品がどんどん見えるようになります。

不要品を見つける視力さえ身につければ、処分は驚くほどはかどり、自動的に掃除も収納もラクになっていきますよ!

お片付けノートは、細いルール一切なし! 「毎日3〜5個、処分したものとその理由を書く」、それだけです。目標はこれを3週間続けること。

処分したいものがたくさん見つかった時は、たとえば「洋服・ゴミ袋1袋分・着ないから」とざっくり記載するだけでもOK。ただし、たくさん処分した翌日も、必ず3〜5個の不要品探しは行ってください。

お片付けノートは、不要品が見える視力を身につけるものです。数の多さよりも、毎日続けることのほうが重要です。

おもしろいほど整理が進む! mocaのお片付けノート

お片付けノートを始めるのに必要なものは、ノートです。要らないノートや使いかけのメモ帳でOKですから、家の中を探してみましょう。きっと1、2冊出てくるはずです。それを使ってこのように書いていきましょう!

1 日付を書く
2 処分したもの3〜5個を記入 
3 処分の理由を書き出す

1週目 不要品を探す

不要品を見つけるための最大のポイントは、「視力」です。「何か捨てられるものはないかな?」という意識で家の中を見回しながら、不要品を見つけ出す「目」を養っていきます。まずは処分できそうなものを1日3〜5個ずつ見つけましょう!

【ヒント】
キッチンや洗面所など、生活の中で使用頻度が高い場所から始めるのが◯!

ものを全部出して整理しなくても大丈夫、見える範囲から手をつけて。

キッチンや洗面所、浴室、トイレなどは、誰もが毎日必ず使う場所なので、片付けの練習にもってこいです。

実は、冷蔵庫や棚を開けてものを取り出す時に、大体は目的のもの以外見ていないんですよね。「見えていない」というほうが正しい表現かもしれません。

冷蔵庫を開けたら、食材を取り出すついでに扉側のポケットをチェック。
洗面台で歯磨きをしながら鏡の裏の収納をチェック。

そんな感じで、生活しながら「不要なものはないか?」という目で家の中を見てみるクセをつけていきましょう。

きっと不要品がゴロゴロ出てきますよ。少しだけ残っていた調味料や、あと少しで使い切れそうな洗剤などがあれば、さっさと使い切ってから処分してみるのがオススメです。

お片付けノート1週目を振り返って

最初の1週間が終わりましたね!

もしも毎日できなかったとしても、気にしなくても大丈夫です。できたことにだけ目を向けましょう! 1週目で重要なのは、「毎日不要品を探していたという事実」です。これを1週間続けられたのがすごい!

では、ノートに並んだものを見ていきましょう。20〜30個以上の不要品を処分できましたね。びっくりするぐらい要らないものが並んでいませんか? でも、これらを一度に集めることはきっと無理でしたよね。

そう、ものの処分は一気にやろうとすると、余計に散らかるし、労力も大きくなります。目についた時に即処分が一番ラクで確実なんです!

それでは1週目の振り返りです。この振り返りで気づくことがたくさんありますので、必ずやりましょう!

1どんな理由で捨てていることが多かったでしょうか?

2その理由を見て、どう感じましたか?

3今後はこういうものを見つけたら、どうしますか?

もっとアタックしたい場所、気づいたことなどがあればメモしておきましょう。



※この記事は『お片付けノートで見えてくる! 大事なのは「捨てる理由」でした』moca(モカ)著(主婦の友社)の内容をWeb掲載のため再編集しています。

お片付けノートで見えてくる! 大事なのは「捨てる理由」でした

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