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【大人のための葬儀マナー】友人の親の訃報、喪主でない家族の手伝いはどうしたら良い?

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伊波裕子

Q3 友人の親の訃報を聞いたらどうする?

最近増えてきた友人の親の訃報、友だちとして何をしたら?

A.お友だちとの関係性によりますが、とても親しいお友だちだったら、きっと親御さんが亡くなられる前から様子を伺っていると思います。相手の気持ちを考えると「もしも」の話をするのは憚られるけれど、無理のないところで、何か手伝って欲しいことがあるか、聞いてみたら良いと思います。

そこまで近い間柄でない場合は、葬儀(式)にお香典を包んで、励ましや労いの言葉をかけてあげられたら良いですね。結婚は招待されますが、葬式は連絡を受けてお別れに行きます。連絡を受けて、故人とお別れがしたいのならば、参列すればよいのだと思います。そしてご葬儀関連の忙しさが落ち着いたら、塞ぎ込んだりしていないか連絡して、楽しい企画に誘ってみたりしたらどうでしょう。

兄弟姉妹の場合でも同じですが、親との別れ、お葬式という辛い局面では、それぞれの感情がぶつかったりしがちなので、お友だちならなおさら、こういうときこそコミュニケーションを大切に。相手を理解することが大切ですね。

しばらく放っておいて欲しいと思っているお友だちがいればそのように接してあげて、でも心は寄り添って…… メールなどでも良いじゃない? あなたのことを気にかけていますよ、ひとりじゃありませんよ、とサインを送ってあげるのが良い関わり方かなと思います。

岩下先生のまとめのひとこと

「お香典は心のキャッチボール。お金だけれどお金じゃない、心のやりとりなんですよ。」

監修者プロフィール
岩下宣子さん
現代礼法研究所主宰。1945年東京生まれ。共立女子短大を卒業後キッコーマンに入社。結婚・出産後に全日本作法会、小笠原流でマナーを学び、1985年に現代礼法研究所を設立。「マナーは愛」をモットーに、70代の現在も全国を飛び回り、マナー指導を行う多用な日々ですが、素顔はとても柔和で温かいお人柄。マナーや常識的な振る舞い方とともに、状況に合わせた「心のやりとり」を教えてくださる先生です。近著に「77歳の現役講師によるマナーの教科書 本当の幸せを手に入れるたったひとつのヒント」(主婦の友社刊)

77歳の現役講師によるマナーの教科書 本当の幸せを手に入れるたったひとつのヒント

岩下宣子著
主婦の友社刊

思い描く自分に近づき、明るく軽やかに生きるたったひとつのヒントとは? 77歳の今も現役で活躍する超人気マナー講師の著者。50年以上の講師歴の中で、著者が人生で本当に大切だと思ったマナーをまとめました。

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