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老後のお金の不安を一掃する「資金プラン」の立て方とは? ファイナンシャルプランナーが伝授

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ゆうゆう編集部

「老後のお金は足りるのかしら……」と悩んでいる人は多いはず。だからといって、節約一辺倒では生活は楽しめない。「不安な人ほど、資金プランを立てることが特効薬になります」と言うファイナンシャルプランナーの畠中雅子さんに、豊かな老後を過ごすためのコツを伺いました。

PROFILE
畠中雅子
はたなか・まさこ●新聞、雑誌などに多数の連載をもち、セミナーや、相談業務なども行う。「高齢期のお金を考える会」「働けない子どものお金を考える会」主宰。近著に『70歳からのお金の常識』(高橋書店)など。

老後のお金の不安① 老後資金が2000万円ありません

「老後資金2000万円」の数字は、高齢夫婦の年金と生活費、それぞれの平均値から割り出されたもの。あくまでもモデルケースですから、「ないから」と焦る必要も、「あるから」と安心する根拠もありません。

むしろ大事なのは、自分が用意できた資産をどう使えば安心して、楽しい老後を過ごせるのか、資金プランを立てること。まず、「1カ月の生活費の不足分×12カ月×この先の余命(95歳ー今の年齢)」の額を、今ある貯蓄からプール。さらに、医療費と介護費の予算をとりおきましょう。

「わからないから」と曖昧にしている人は多いのですが、それではいつまでたっても不安が払拭できません。貯蓄が減るのが怖くて、老後を味気ないものにするのはもったいない! 自分なりに納得できる予算を立ててください。予算が決まれば、残ったお金は思う存分やりたいこと、好きなことに使えますよ。

老後のお金の不安② 医療費はどのくらい必要ですか

医療保険制度が充実している日本では、医療費の備えは多くは必要ありません。治療費がかさむといわれるがんにしても、標準治療なら健康保険で1~3割負担のみ。しかも、治療費が一定額を超えると、高額療養費制度がカバーしてくれます。そこから考えると、老後に準備しておきたい医療費は300万円が基準に。家計に余裕がなければ200万円、余裕があるのなら500万円程度でいいでしょう。

他に医療費をとりおくとすれば、個人的にお金をかけたい治療がある場合です。たとえば、入れ歯でなくインプラントにしたい人、白内障になったら保険適用のうえ追加費用を支払って多焦点レンズにしたい人(自由診療希望なら全額負担)などは、その費用を見積もっておくと安心です。年とともに定期的に作り直していく補聴器や老眼鏡などの予算もとっておくといいでしょう。

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