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【どうする家康】城田優が演じる森長可は「鬼武蔵」の異名をとる凄腕。弟3人は本能寺の変で命を落とす

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鷹橋 忍

徳川家康というと、どういうイメージをもっていますか? 2023年のNHK大河ドラマ「どうする家康」では、どんな家康が描かれるのでしょうか。戦国武将や城、水軍などに詳しい作家 鷹橋 忍さんに、知られざる徳川家康の姿や時代背景などについてひも解いていただきましょう。

【どうする家康】城田優が演じる森長可は「鬼武蔵」の異名をとる凄腕。弟3人は本能寺の変で命を落とす

「どうする家康」第31回より(C)NHK

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大河ドラマ『どうする家康』第31回「史上最大の決戦」では、浜野謙太さん演じる織田信雄から助けを求められた家康が、ムロツヨシさん演じる羽柴秀吉の打倒に乗り出しました。

城田優さんが演じる森長可も、注目を集めましたね。
そこで今回は、織田信雄と森長可を取り上げたいと思います。

まずは、信長の次男・織田信雄からみていきましょう。

織田信雄

信長が25歳のときの子

織田信雄は、永禄元年(1558)に生まれました。
信長が25歳のとときの子です。
家康より、16歳年下となります。

母親は、生駒家宗の娘。
本能寺の変で討たれた、信長の嫡男・織田信忠は1歳年上の同母兄で、仲はよかったようです(和田裕弘『織田信忠―天下人の嫡男』)。

信雄には「北畠信雄」であった時期が存在します。

北畠家を乗っ取る?

信長は永禄12年(1569)8月、南北朝以来の名門である北畠氏の当主・北畠具房と、その父・北畠具教が籠る、大河内城(三重県松坂市)を大軍で攻めました。

ですが、信長は力攻めでの攻略に失敗。
同年10月、織田と北畠は、信雄を北畠家当主の具房の養嗣子とすることで、和睦しています。信雄が12歳のときのことです。

信雄は「北畠」を称し、天正3年(1575)6月に、北畠家の家督を譲られました。

そして、翌天正4年(1576)、父・信長の命令に従って、北畠具教および北畠の一族を粛清したといいます。
信雄は北畠家を乗っ取ったのです(和田裕弘『織田信忠―天下人の嫡男』)。

信雄は、本能寺の変が勃発した天正10年(1582)6月から10月の間に、名字を織田に戻したとみられています(柴裕之『シリーズ・実像に迫る017 清須会議 秀吉天下取りへの調略戦』)。

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