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60歳からの家計を見直し、効果的にやりくりする6つの方法とは? ファイナンシャルプランナーが伝授

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ゆうゆう編集部

あらゆるものの価格が上昇中の現在、家計の防衛は緊急課題! 今すぐできて効果的なやりくりの方法をファイナンシャルプランナーの畠中雅子さんに伝授してもらいました。

前編老後のお金の不安を一掃する「資金プラン」の立て方とは? ファイナンシャルプランナーが伝授 もあわせてお読みください。

PROFILE
畠中雅子
はたなか・まさこ●新聞、雑誌などに多数の連載をもち、セミナーや、相談業務なども行う。「高齢期のお金を考える会」「働けない子どものお金を考える会」主宰。近著に『70歳からのお金の常識』(高橋書店)など。

ヒント① 注目の新NISA。ただし、貯蓄額2000万円以下なら投資は控えて

2024年からNISA(少額投資非課税制度)が新しくなります。NISAとは、少額からの投資を支援してくれる制度。通常投資で得た利益にかかる約20%の税金が、NISA口座を作って投資するとかからなくなります。毎月一定額で投資信託を買いつける「つみたてNISA」、株や投資信託などに個別に投資する「一般NISA」があり、来年から非課税期間が無期限に。年間投資額も、つみたて投資枠(現行つみたてNISA)は120万円、成長投資枠(現行一般NISA)は240万円に拡充されます。

投資のリスク軽減策は、「長期」「積立」「分散」が基本ですが、つみたてNISAはその基本に則って投資先が投資信託に絞られていますから、後期高齢期用の資金など、しばらく使わないお金でコツコツ運用してもいいでしょう。

おすすめは、一般NISAを使った株主優待狙いの株式投資。お米やお肉、ビールなどの食品が株主優待でもらえる企業も多く、私自身も食費節約に役立てています。株主優待が充実した企業は値動きが比較的安定しているのも、うれしい側面です。1銘柄20万~30万円を目安に、始めてみてはいかがでしょうか。

ただし投資にはリスクがつきもの。失敗しても困らない資金で行うのが鉄則で、老後資金が2000万円以下の人にはおすすめできません。

ヒント② 「ポイ活」で出費が減らせるキャッシュレス生活に注目!

スマホやクレジットカードを持っているなら、積極的に使って「ポイ活」に役立てましょう。買い物する、外食する、映画を観る……さまざまな場面の支払いをスマホ決済(SuicaやPayPayなど)やクレジットカード決済にするだけで、ポイントがたまります。たまったポイントは次の支払いに利用でき、家計の強い味方に! マイレージに換えれば、旅行にも役立ちます。

上手にためるコツは、自分がよく行く店で使えるポイントを選んで集中的にためること。日用品や調味料などは「ポイント○倍」の日にまとめ買いすると、より効率的です。

ヒント③ クレジットカード、サブスク、 スマホの契約の見直しを

家計の中には、気づかないムダが意外に多いものです。食品の宅配をコロナ禍で始めたものの食材を使い切れていなかったり、最近は動画配信も見ていなかったり。利用中のサブスクを書き出して、不要なものは解約しましょう。

また、クレジットカードが多いと、紛失しても気づかなかったり、悪用されるリスクも。年会費もバカになりません。効率のいいポイ活のためにも、1~2枚残しあとは解約を。

スマホも当初の契約のまま放置している人は、見直す価値あり。不要なサービスに月500円支払っていると、年6000円のムダに。スマホの料金比較サイトで調べたり、家族やショップに相談してみましょう。

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