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体と心の悩みを解消する「マインドフルネス入浴法」とは?お風呂の専門家がアドバイス

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雑誌「健康」編集部

お風呂で「今」に意識を向ける、マインドフルネス入浴法。心も体もすっきりすると話題です。どんな入浴の仕方なのでしょう。お風呂の専門家 小林麻利子さんが、お悩みに答えるかたちで具体的な入浴法を紹介します。

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冬は要注意。浴室の「寒い!」を防ぐ6つの方法を、お風呂の専門家がアドバイス

私たちは、いつも無意識に「あのときこうすればよかった」「この先どうしよう」と、過去や未来のことをせわしなく考えています。そんなあちこち散らかった意識を「今ここ」に集中するのが、マインドフルネス。お風呂でマインドフルネスをすることを「マインドフルネス入浴法」といいます。

湯船につかって、香りをかいだり、深く呼吸したり、1人になれるお風呂は、マインドフルネスに最適な環境なのです。

<お悩み1>眠りが浅い、途中で目が覚める…… 睡眠不足を解消するにはどうしたらいい?

香りの移り変わりに意識を向けると心が落ち着いてぐっすり眠れます。

睡眠不足解消には、香りに意識を向けたマインドフルネスで副交感神経を刺激しましょう。いろいろな考えが頭をよぎっていても、よい香りの入浴剤を入れたお湯につかると香りの変化を感じ、そこに意識を向けることで心がリラックスして呼吸が深くなっていきます。入浴後は気持ちが安定して、ぐっすり眠れるでしょう。

香りは自分の好きなものが一番ですが、どれがいいかわからないときは、ラベンダーがブレンドされているものがリラックスできておすすめです。

<お悩み2>「寝てもとれない疲れ」とるために効果的な入り方は?

ヨガの呼吸法を繰り返して脳の疲れをとりましょう。

「寝てもとれない疲れ」の多くは、「脳疲労」が原因。湯船で、ヨガの伝統的呼吸法「ナディショーダナ(片側鼻孔呼吸)」を試してみましょう。片方の鼻で交互に呼吸する片鼻呼吸です。

まず右鼻を指で押さえて、左鼻から息を吸い、吸いきったら左鼻も押さえて息を止めます。
次に右鼻から息を吐いて、吐ききったらそのまま右鼻から吸い、指で押さえて、左鼻から息を吐きます。
これを1セットとして10セット繰り返します。

呼吸に意識が向くとともに、鼻から冷たい空気が入ることで脳の冷却作用を高めて、脳疲労を緩和します。

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