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栄養を捨てていませんか?ピーマンの栄養をまるごといただく下ごしらえ

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マチュアリスト編集部

野菜を食べるためには、洗ったり皮をむいたり切ったり、ものによってはアク抜きが必要になります。これらの下ごしらえを一歩間違うと、その次点で栄養が大流出することに! ここでは、ピーマンの下ごしらえのコツを見ていきましょう。ピーマンの栄養成分が出ていくのを防ぐには?

★かぼちゃの下ごしらえ★

【かぼちゃ】最強の下ごしらえ。捨ててはいけないのは皮?わた?

動脈硬化や心筋梗塞、薄毛予防に効くピラジンが豊富

ビタミンCやβ-カロテンなど体にうれしい栄養がたっぷりのピーマン。

苦みをいやがる子どもが多いですが、ピーマンの青くさいにおいのもとである「ピラジン」は、血液をサラサラにしてくれる効果が大。動脈硬化や血管が詰まって起きる脳梗塞、心筋梗塞を予防する働きがあります。薄毛予防や美肌効果も期待できるので、食べないともったいない。

ピーマンのピラジンは皮よりも種やわたに多く含まれていて、含有量はなんと皮の約10倍にもなります。種やわたには、余分な水分を排出してむくみを防いでくれるカリウムも豊富なので、種やわたをとり除かず、まるごと調理しましょう。加熱すれば種の味や食感は気にならなくなります。

【DATA】
旬:夏
保存期間:1週間(冷蔵庫)
主な栄養素:中1個(正味34g)ビタミンC 26mg、ビタミンE(α-トコフェロール)0.3mg、食物繊維0.8g(青、生)

【注目成分】
・ピラジン
ピーマンのにおいのもと。血液をサラサラにして、血栓ができるのを防いでくれる。

・ビタミンC
コラーゲンの生成を助けることで美肌をつくる。抗酸化作用が高くかぜ予防にも役立つ。

【選び方】
肉厚でやわらかく、色が濃くてツヤとハリがあるもの。

【保存法】
ラップに包むか穴のあいたポリ袋に入れて、冷蔵庫の野菜室へ。

POINT
ピーマンは、トマトの約5倍ものビタミンCを含んでいます。大きめのサイズのピーマンなら、レモンにも負けない含有量。

種&わたを生かす調理法

種やわたの苦みは、加熱すれば気になりません。ピーマンの肉詰めをつくるときは、わたを残したまま肉を詰めると肉がはがれにくくなり一石二鳥。生のままの種をサラダにトッピングするなど、あえて苦みをアクセントに生かす使い方もおすすめです。

※この記事は『調理 保存 食べ方で 栄養を捨てない食材のトリセツ』落合敏監修(主婦の友社)の内容をWEB掲載のため再編集しています。

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監修者

栄養学博士・管理栄養士

落合 敏

おちあい•とし●千葉県立衛生短期大学教授、茨城キリスト教大学食物健康科学科教授、天使大学大学院非常勤講師などを務める。食べ物の栄養効果についてのわかりやすい解説が人気。『食べるクスリ 甘酒ヨーグルト』(主婦の友社)ほか著書、監修書、多数。

おちあい•とし●千葉県立衛生短期大学教授、茨城キリスト教大学食物健康科学科教授、天使大学大学院非常勤講師などを務める。食べ物の栄養効果についてのわかりやすい解説が人気。『食べるクスリ 甘酒ヨーグルト』(主婦の友社)ほか著書、監修書、多数。

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