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【牛肉】の保存方法。うまみを逃さずジューシーにいただくコツは?

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沼津りえ

スーパーなどで買い求めた牛肉は、保冷剤とともに持ち運び、なるべく早く冷蔵室に入れるなどして、温度を上げないようにすることが品質を長もちさせるポイントです。おいしい牛肉を、保存の仕方で台無しにしないように! 料理研究家の沼津りえさんに、長もちさせて、おいしく食べる保存方法を教わりましょう。

ステーキ肉の冷凍保存

しみ込んだオイル効果で、ステーキ肉がやわらかく焼ける方法です。

フォークで肉の表面にブスブスと穴をあけ、ポリ袋に入れます。ステーキ肉150gに対してサラダ油大さじ1、塩小さじ1/4、酢小さじ1、こしょう少々を加え、冷凍を。

冷凍での保存期間は2〜3週間が目安。肉にしみ込んだオイルが肉より先に熱くなり、肉に早く火が通ります。

ステーキ肉を解凍せずにそのまま焼くことでジューシーに

ステーキの厚さ1㎝の場合の焼き方を紹介します。解凍せずにそのまま焼きます。

焼き方(ステーキの厚さ1㎝の場合)
①熱したフライパンにサラダ油を引いて冷凍のままのステーキ肉1枚(150g)を入れて、塩・こしょう各少々を振ってふたをし、中火で1分30秒焼く。
②上下を返して塩・こしょう各少々を振り、ふたをしてさらに1分30秒焼く。
③火を止め、ふたをしたまま1分おく。
④ふたをとり、強火で1分程度水分をとばすように焼く。こんがりとした焦げ目がついたら完成。

解凍したステーキ肉で、かぶと牛肉のステーキ

ステーキ肉を解凍してから焼きます。肉汁がしみこんだかぶもジューシーです。

材料と作り方(2人分)
①解凍した冷凍牛もも肉(ステーキ用)200gは一口大に切り、塩・こしょう各少々を振る。かぶ4個は皮をむき、くし形に6等分に切り、耐熱容器に水少々とともに入れ、やわらかくなるまで電子レンジで1分半加熱する。かぶの葉も電子レンジで1分半加熱し、小口切りにする。
②フライパンにサラダ油小さじ2を熱し、牛肉をさっといため、バター大さじ1としょうゆ大さじ1/2で味をつけ、とり出す。
③②のフライパンにかぶを入れ、しょうゆ大さじ1/2を回し入れ、味をととのえる。
④器にサラダ菜適量を敷き、②と③を盛り、①のかぶの葉を散らす。

冷凍した牛切り落とし肉で、しょうがと牛肉の煮物

冷凍した切り落とし肉を、しょうがの砂糖漬けを使って煮詰めます。

材料と作り方(2人分)
①フライパンにしょうがの砂糖漬け(作り方は下記参照)のしょうが50g、しょうがの砂糖漬けの汁大さじ1、しょうゆ大さじ1、酒1/4カップを入れ、中火にかける。
②煮立ったら、3〜4㎝幅に切って冷凍した牛切り落とし肉100gを入れ、水分がなくなるまでいため煮にする。

しょうがの砂糖漬けの作り方
①冷凍しょうが300gは室温に30秒〜1分おき、包丁で薄切りにする。
②なべに水4カップときび砂糖200gとともに入れて中火にかけ、煮汁が半量になるまで煮詰め、保存びんに入れる。

かたまり肉をローストビーフにして冷蔵保存

かたまり肉でローストビーフをつくり、冷蔵庫で保存します。保存期間の目安は2〜3日間です。

材料と作り方(作りやすい分量)
①牛かたまり肉(ローストビーフ用)500gを室温でもどす。
②肉を金ぐしで数カ所刺し、全体にサラダ油をすり込む。さらに、塩小さじ1、あらびき黒こしょう小さじ1/2を全体にすり込む。
③熱したフライパンで②をときどき返しながら全面を均一に焼く。金ぐしを中央まで刺し、そのまま5秒待ってから抜き、すぐ下唇に当てて生あたたかさを感じればでき上がり。冷たければもう少し焼く。
④焼き上がったらアルミホイルに包んであら熱をとり、そのまま冷蔵室で保存する。

※この記事は『食材保存大全』沼津りえ著(主婦の友社)の内容をWeb掲載のため再編集しています。
※2022年10月21日に配信した記事を再編集しています。

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