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【ひとり暮らしのお宅拝見】60代、YouTuberのyamaさん「持ち家を手放したら一気に身軽に。質素ながら自由な暮らしを満喫中」

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ゆうゆう編集部

「自分にとって不要なもの、嫌なものをそぎ落としていった結果が、今の心地いい暮らしになりました」と話すのは、60歳からYouTuberとして活動しているyamaさん。心地いいひとり暮らしの工夫やアイデアについて、お話を伺いました。

お話を伺ったのは
YouTuber
yamaさん

やま●30代で離婚、子どもの独立後、失業・病気を機に賃貸住宅に住み替え。
60歳から配信を始めたYouTubeでは、ひとり暮らしの知恵とともに、料理や散策風景、文鳥たちの姿などを切り取った動画が人気を集める。毎週金曜日配信。www.youtube.com/@yamaziska

50代後半で失業と病気を経験し、賃貸暮らしへ

60歳からYouTuberとして活動するyamaさん。おだやかな日々の暮らしのシーンを背景に、自身の率直な思いが文章で綴られ、コメント欄には同世代の女性たちからの共感の声があふれる。

現在は生き生きとひとり暮らしを楽しむyamaさんだが、最初からこうだったわけではない。ひとり暮らしのスタートは、夫と離婚後、一緒に暮らしてきた子どもたちが独立したとき。3LDKのマンションでひとりになり、何ともいえない寂しさが込み上げてきたという。

「夜お風呂に入っているときに、誰かが玄関ドアを開けて『ただいま!』と帰ってくることはない。この家には自分以外に音を立てる人はいないんだ、としみじみ感じて、ぽろりと涙がこぼれました。

でも、人間って時間がたつと慣れるんですよね。それまでは子どもと一緒にいるのが日常だったけれど、ひとりで過ごすのが少しずつ日常になり、寂しさや辛さが軽くなっていきました」

平穏を取り戻したと思われた頃、衝撃的な転機が訪れる。勤めていた会社から整理解雇を通達され、57歳で仕事を失ってしまったのだ。

「弁護士さんに相談して和解金を得ましたが、金額はわずか。さらにストレスから、まぶたが開かなくなる病気になってしまったんです。視界が狭まるので日常生活にも支障が出て、就職活動もままならない。あのときが人生のどん底でしたね」

なかでも重くのしかかってきたのが、マンションの住宅ローン。銀行に相談し、売却後も住み続けられる制度を使うことを検討したが、解決策は見つからない。結局、持ち家を手放し賃貸住宅に住み替えることに。

「実際に手放してみて、背負っていた荷物がどれだけ重かったのか気づきました。3LDKという広さを管理するのも、この先何年も払い続ける住宅ローンも、病気を抱えてひとりで暮らす私には重すぎたんです」

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