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【ローズマリー】の栽培方法と活用アイデア2選|桐原春子さんの育てて楽しむハーブ生活

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ゆうゆう編集部

「ハーブは暮らしに役立ててこそ、楽しい!」と話すのは、長年にわたってハーブを育て、その利用法を研究してきた桐原春子さん。本連載では、毎回1種類のハーブを取り上げ、栽培方法や活用方法、歴史などを教えていただきます。第23回は【ローズマリー】です。

本連載の他、桐原春子さんの記事は桐原春子さんの育てて楽しむハーブ生活をご覧ください。

使い勝手抜群な【ローズマリー】

ローズマリーは、ガーデニングはもちろん、クラフトや料理にも使い勝手抜群のハーブ。すでに活用している人も知識や使い方を知れば知るほど、その多彩な魅力を再認識するに違いありません。

別名/マンネンロウ(和名) 
科名/シソ科 
性質/常緑小低木 
樹高/40~60cm

生命力、香り、花で人々を魅了

葉は常緑で、花は愛らしく、香りはパワフルで、丈夫とたくさんのメリットをもつローズマリー。桐原春子さんは何十年も前からこのハーブを庭のシンボルと決め、さまざまな種類を地植えや鉢植えで育てています。

「切っても切っても新芽を伸ばすので、何千本という挿し木用の枝を多くの人にプレゼントしてきました。切った枝葉をただ平箱に入れて玄関に置き、出入りのときにさっと触れたり。それだけで香りがぐんと立ちのぼり、元気がもらえます」

ローズマリーのある情景を訪ねて世界各地を旅したといいますが、「格調高い英国庭園や、南仏の道路わきに延々とローズマリーが続く光景が印象に残っています。アメリカや、ニュージーランドなど南半球でもよく目にし、人々の暮らしに深く根づいているのがわかります」。

ローズマリーは古くから薬効の強い植物とされ、強壮、健胃、防腐などの作用があるといわれています。料理やティーには、生またはドライの葉を用いますが、特に肉料理の香りづけによく利用されます。香りは刺激的ですが、加熱すると弱くなるので好みで量を加減して。花は飾って楽しめます。

とても丈夫で園芸下手でも安心

クラフトにも使われるローズマリーですが、樹の性質を知って使うことが大切。リースなどには枝がよくしなるほふく性や半ほふく性が、ブーケには立性が利用しやすくおすすめです。また、ガーデニングでは、生け垣や花壇の縁取りには立性を、塀や鉢から垂らしたいときは、ほふく性を選ぶこと。

「何十年と生き、古木になって茂るので、地植えの場合は将来を考えて植える場所を選んでください」

丈夫で、病気の心配もほとんどありません。

「寒さに強くはありませんので東北地方北部や北海道では鉢植えにし、冬は屋内に取り込むとよいでしょう」

品種ごとに異なる花色を楽しんで

濃い青紫色の花が咲くローズマリー ‘マリンブルー’ の鉢植えを、パステルカラーのオブジェでカバー。花色は品種によって異なり、写真左から白の ‘ホワイト’ 、紫の ‘トスカナブルー’ 、ピンクの ‘マジョルカピンク’ なども。樹の性質も、直立する立性から、地面を這うほふく性、両方の中間の半ほふく性と、バラエティ豊か。

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